尽くしすぎて振られるのは何故?尽くす心理と改善点は?

尽くしすぎて振られるのは何故?尽くす心理と改善点は?
恋人が出来ると、相手に尽くしすぎてしまう…

尽くした結果、相手にナメられてしまう…

結果、浮気されて振られてしまう…

好きな人に尽くしてきたのに、上手くいかない!
尽くしすぎる恋愛に疲れた…

こういう女子、多いですよねー

相手も立派な成人男性。
自分の事は自分で出来るはずなのに、どうして尽くしたくなってしまうのか?

そして、どうして尽くした人には振られるのか?

彼氏に尽くしすぎる女性の心理と、尽くされる側の男性の心理。

尽くしすぎる恋愛が上手くいかない原因と改善点について解説します。

自分に自信がない人は相手に尽くしすぎてしまう

相手に尽くしすぎてしまう心理として、多いのは

自分に自信がない、自己肯定感が低い

という事。
自分に自信がない故に、相手から嫌われたくない、相手から必要とされたいという一心で、相手に尽くしてしまうのです。

自分も仕事が忙しいのに、彼氏の家に家事をしに、料理をしに行ってしまう。
言われるがままに掃除、洗濯、マッサージまで

このように彼氏に尽くすことで、彼氏から感謝される、必要とされる。
そこに幸せを感じているのです。
要するに自己満足ですね。

自己肯定感は人に喜ばれる事で育まれる

自分に対する自信、自己肯定感とは、別の言葉で「自己効力感」とも言われます。

自己効力感とは
「自分は○○することが出来る」
という確信、自信の事。

自己効力感を高める最も簡単な方法が
「人から感謝されること」
です。
人に尽くすことで、人から感謝される。

そうすることで
「自分は他人から感謝される事が”出来る”」
という自己効力感を感じられるのです。

人に尽くす事に喜びを感じる人というのは、自分が尽くすことで相手が喜んでくれる、感謝してくれることで自己効力感・自己肯定感を感じているのです。

自己効力感に縛られると尽くしすぎる女になってしまう

彼氏に尽くすことで、自分の自己効力感を感じることが出来、自分という存在を確かめられる。

これは人間が心の安定を保つ上で不可欠なものですが、そこに依存して縛られてしまうとおかしな事になってきます。

尽くし過ぎは相手をダメにするそもそも、彼氏に尽くすことに「彼氏への愛」があるなら、何でもかんでもしてあげることが彼氏のためになるとは思わないはず。
子育てだって、なんでもしてあげたら子どもは自分で出来ることが出来なくなり、健全に成長しません。

それなのに、彼氏の事をなんでもしてあげてしまう人というのは、「自分の自己効力感のために彼氏を利用している」状態です。

つまり、自分が彼氏に尽くすことで感じる自己効力感に依存しているため、彼氏に対して「私が尽くしてあげないと何も出来ない存在」でいてほしいと思ってしまうのです。

尽くされる側の彼氏の方も、次第にこのことに気づき始め、彼女への愛情も冷めていきます。
そのままズルズル付き合っていると、彼女の望み通りに「自分では何もしないダメ男」になってしまうんです。

尽くしすぎる女の母親も過保護ではなかったか?

恋人に尽くしすぎる人は、その母親が過保護・過干渉であったケースも多いです。

間近で見てきた母親が夫、子どもに尽くしすぎる、過保護すぎたからこそ、「尽くす事こそが愛情表現」だと刷り込まれてしまっているのです。

そして、過保護な母親のもとで育った子どもは、母親から過剰に愛されたことで自己肯定感が高まるどころか、実際には逆になってしまいます。

尽くしすぎる女は相手の自己効力感を失わせる

相手に尽くしすぎてしまう人の恋愛は、単に自分が疲れる、振られるというだけでは済みません。
尽くしすぎてしまうことの大きな問題のひとつが

相手の自己効力感を失わせてしまう
という事。

前に書いたように、自己効力感とは「人が喜ぶことをしてあげる事が”出来る”」という自信です。

尽くしすぎてしまう人は、自分の自己効力感のために恋人にアレコレとやってあげすぎてしまいます。

これによって、尽くされる側の人は、自分が何かをする、自己効力感を感じる機会を奪われてしまうのです。

尽くしすぎてしまう側の女性は、自分が相手に尽くすことでしか自己効力感を感じられないため、相手が自分に何かをしてくれようとすると
・してくれて申し訳ない…(素直に受け取れない)
・私がやるから(あなたがやらなくて)いいよ!

などと言ってしまいがち。
さらには、逆に尽くしてくれる男性に蛙化現象を発症する場合もあります。

いつも尽くしてくれる彼女に、たまには何かしてあげようと思っても、こうやって素直に喜んでくれない・受け取ってくれない
だから次第に、彼女に対して何もしなくなっていく、尽くされるのが当たり前になっていくのです。

尽くされる男は自己効力感を取り戻すために浮気する

尽くしすぎる彼女に自己効力感を奪われた男は、複雑な心理状態を抱えています・

尽くされる男の心理
・彼女が何もかもしてくれるため、自分が何かをする機会が無い(自己効力感の喪失)

・自分の彼女は自分のためになんでもしてくれる、つまり自分にはそれだけの価値がある(歪んだ自尊心の肥大)

このように、自己効力感の喪失と、歪んだ自尊心の肥大という矛盾した心理が膨れ上がっていき、尽くされる側の男の心は歪んでいきます。

その結果、肥大した自尊心を満たすため、奪われた自己効力感を取り戻すため、男がすることが「浮気」ですね。

彼女ではない、違う女をゲットすることで自尊心と自己効力感を満たそうとするのです。

尽くしすぎる女が浮気されて振られるのは、こういう仕組みによるものです。

尽くしすぎるよりも、尽くされた事を素直に喜ぶ女が大切にされる

もしあなたが、今まで恋愛の相手に尽くしすぎてしまう事で浮気されたり、振られたりしていた場合は、まずは自分の心理を深く把握することが必要です。

・自分は何故相手に尽くしすぎてしまうのか?
・尽くした相手は何故自分を捨てていったのか?

このことを客観的に理解し、冷静に行動出来るようになりましょう。

尽くす側・尽くされる側の心理を理解できれば、

「自分に尽くしてくれる人よりも、自分がしたことに素直に喜んでくれる人の方が愛おしく感じる」

という恋愛の格言も理解できるはず。

これは蛙化現象の克服にも不可欠な考え方です。

自分の自己効力感を満たすことに躍起になって彼の気持ちをないがしろにしてしまった事を反省し、相手から与えられるものを素直に受け取る、喜ぶ、それによって相手に自己効力感を与えるというのが、「モテ」の至上テクニックなのです。

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