「この世に男は何人いると思ってるの?35億」
2019年にもなってこのネタを持ち出すのはさすがに恥ずかしい気もしますが、これは紛れもない事実です。
地球上には35億人も異性がいて、少なくとも日本では異性から全く隔離されて生きている人はかなりの少数派のはず。
生きているだけでも異性と触れ合う機会はそれなりにあるはずですが、何故みんな口を揃えて「出会いが無い」というのでしょうか?
・女ばかり(男ばかり)の職場だから、出会いがない。
こういう人は、実は自分に恋人ができない原因を「出会いがない」という自分以外の要素に求めようとしているだけではないか?
さらに言えば、本当のところは「出会いたくない」とすら思っているのでは無いでしょうか?
これは、蛙化現象にも関係してくる、「出会い」への恐怖とも言えます。
恋愛は面倒くさいものだ 「出会いが無い」の心理
冷静に考えてみれば、恋愛などというのは面倒くさいものです。
それは特に、自分のライフスタイルが既に確立している大人であればなおさら。
もし恋人が出来たとしたら
・部屋も片付けておかないとな
・疲れていてもLINE返さないとな
・周りに冷やかされないかな
などなど、二人の大人が深い関係で関わろうと思ったら、面倒くさい事が山程でてくるのです。
それを乗り越えて二人の愛は育まれていくわけですが、そもそも面倒くさい事を乗り越えてまで愛を手にしたいと思っていなければ、及び腰になってしまうのも当然。
相手に気持ちが伝わらず、傷つけられるかも知れません。
それが怖いから、最初から恋愛しない人もいます。
こういった恋愛の億劫な面を考えて、実は恋愛に消極的になっているからこそ、身近にいる人を恋愛対象から外してしまう思考が「出会いがない」につながっているのでは無いでしょうか?
恋愛の面倒くささから逃げる自分を正当化する、「間接的な蛙化現象」といえなくも無いと思います。
運命的な出会いを待ち焦がれている
「いつか私の運命の人が現れるはず!」
と考えている女性も多いようです。
これも前項と同じようなもので、恋愛の面倒臭さを感じていながらも、やっぱり幸せな恋はしたいというジレンマを表しています。
実際には、王子様などいません。
何の努力もせずにすべてを受け入れてもらえることなど、そうそう無いのです。
現実に向き合うよりも夢の中で生きていたほうが楽だ
年収1000万円の優しくて誠実なイケメン
スタイル抜群で気立ての良い美女
こういう理想的な相手と出会えたら、誰だって本気で頑張るでしょう。
でも、現実はいつも今ひとつ。
まさか本気で理想的な相手と出会いたいと思っているわけではなく、現実の世界で出会う異性を恋愛や結婚の候補者から外したい人が「出会いがない」という言葉を使うのだと思います。
・喧嘩したり面倒なことも乗り越えなければいけない
・裏切られて傷つくかも知れない
こういった困難な現実に向き合うよりも、「いい人に出会えたら」という可能性の中で生きている方が、楽だし傷つかないし、恋愛に消極的な自分を正当化することも出来ます。
人間は、意識しなければ楽な方に流れてしまうもの。
もしあなたに恋人が出来ない理由が「出会いがないから」だと思っていた場合は、今一度自分自身と向き合ってみたほうが良いかも知れません。
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