読み方は「かえるかげんしょう」
蛙化現象と言うには「自分が好意を持っていた相手」というのが重要で、興味のない相手から好かれても困るのは当たり前。
自分が好きだった、両思いになりたかった人と、両思いになった途端に心が相手を拒否してしまうのが、蛙化現象の症状なのです。
片思いしていた人と、両思いになった途端「気持ち悪い」と感じてしまう
好きだった人のはずなのに、告白されたら逃げたくなってしまう
ずっと付き合いたかった人と付き合えたのに、すぐに別れたくなってしまう
わからない人からすると「不思議」としか言いようがありませんが、蛙化現象の悩みを抱える女性は少なくありません。
この記事では、蛙化現象について原因を考察していきます。
目次
蛙化現象は学術的にも知られている
蛙化現象という名称は、跡見学園女子大学の藤沢信介教授が2004年に発表した論文
「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」から来ています。
藤沢教授の研究によると、女子大生にアンケートを取った結果、約7割の女性が蛙化現象を経験したことがあるそうです。
多かれ少なかれ、蛙化現象は女性なら誰にでもあることなのかも知れません。
「好きだった人に告白してもらえたのに、気持ち悪いと感じてしまった」
周りの友達に蛙化現象の事を相談してもなかなか理解してもらえず
「気を持たせといてひどくない?」
「それじゃ一生恋愛できないじゃん」
などと冷たい言葉を浴びせられ、さらにダメージを深くした経験もあると思います。
「自分がおかしいんだ」
「こんな変な感覚は自分だけだ」
と思ってしまいそうですが、実は蛙化現象になったことがある人は少なくないのです。
決して自分だけだと思わず、蛙化現象の原因を探って理解を深めていきましょう。
蛙化現象の原因は自己肯定感の低さ
蛙化現象の原因については数々のレポートがありますが、それらを見渡していると、蛙化現象の原因としては大きく4つに分かれると思います。
②内面へ踏み込まれることの恐怖
③男性への不信感
④性的イメージに対する嫌悪感・トラウマ
自己肯定感の低さからくる蛙化現象
「自己肯定感」とは、自分を認めること、自分の実力を信じることです。
「自分はこれで良い」という確信
「自分には○○する力がある」という自信
こういったポジティブな感情が自己肯定感ですが、現代の日本人には自己肯定感が極端に低い人が増えているように感じます。
自分に自信を持てない人は、他人からの好意を「重い」と感じてしまいがち。
その背景には、心理学で言う「好意の返報性」があります。
これを心理学では「好意の返報性」と呼びます。
好意の返報性があるため、人に優しくすれば同じく優しくしてもらえるという好循環が生まれるのですね。
自己肯定感が低い人は、自分は「他人を喜ばせることが出来る」という自信もありません。
このため、他人から好意を寄せられても、それを素直に受け取れず
「こんなに好意をもらっても、私からは何も返せません…」
と感じてしまうのです。
このような無力感、重圧感が合わさって「気持ち悪い」「逃げたい」という蛙化現象が生まれてしまいます。
内面へ踏み込まれることへの恐怖からくる蛙化現象
人は誰しも、他人に見せる表の顔と、自分だけしか知らない素の顔があるものです。
自分に自信がない人、自分が好きではない人、人付き合いが苦手な人
こういう人達は、自分の「内面」に対して多かれ少なかれ劣等感を持っており、それを他人に知られたくないと感じています。
片思いしていたような自分が好きな人も、いざ付き合うかなったら、その隠したい内面に踏み込んで来られるという恐怖感を感じてしまい、蛙化現象となるのです。
これも、無意識的に踏み込まれることに拒絶感を感じている証です。
これは恋愛対象となる異性だけでなく、同性の親しい友人に対して感じる場合もあります。
普通に仲良く遊ぶだけなら大好きな友達でも、自分の内面に、自分が他人に対して引いている一線を超えて踏み込んで来られると感じた瞬間、激しい嫌悪感を感じてしまう。
自分に自信がない、自分を受け入れてもらえないのではないか?
こうした感覚が、相手の好意を拒絶してしまう蛙化現象なのです。
男性への不信感からくる蛙化現象
蛙化現象は、特に若い女性によく見られる現象です。
多くの男性にとって、若い女性は可愛くて美しい、手に入れたいものとして映ります。
これは至って健全なことで、男がスケベじゃなくなったら、人類は繁殖できずに絶滅してしまいます。
しかし恋愛経験が少なく、男性というものを理解していない女性にとっては、この男性の性欲は「恐怖」の対象となる場合があります。
仮に男性が、あなたのことを本当に人間的に、内面的に好きになったとしても、女性側がその好意を「下心があるに違いない」と感じてしまったら、それは「気持ち悪い」ものになります。
また、自分に自信のない人にとっては、自分なんかに好意を向けてくる男性が理解できないため
「私なんかのどこが良いの?体目当てに違いない!」
と感じてしまうことも、蛙化現象を増幅させる原因になります。
性的イメージに対する嫌悪感・トラウマからくる蛙化現象
日本に限らず世界の国々では、未成年の子どもに性的コンテンツを販売することは法律で禁じられています。
性欲を掻き立てるようなイメージは、子どもから遠ざけるべきだと考えられているのです。
この事は、判断力の未熟な子どもの性欲をいたずらに刺激することを防いではいますが、一方で性的イメージに対する過剰な嫌悪感を植え付けてしまう場合もあります。
性行為までいかなくても、キス、抱き合う、手をつなぐなどは「破廉恥」な行為であり、不道徳だというイメージを強く持っている人も少なくないのです。
加えて、女性の場合は不幸にも性犯罪、セクハラにあってしまい、性的イメージに強烈なトラウマを持っている場合もあります。
素敵な男性と何気なく会話しているくらいなら平気でも、いざ好意を告白されて、付き合うかどうかとなった時、
こうした性的イメージに対する嫌悪感が、一気に湧き出てきて「気持ち悪い」と感じてしまうケースも、蛙化現象にはあるようです。
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蛙化現象はあなただけじゃない 理解を深めよう
蛙化現象とは何か?その原因は?
この記事では、簡単にまとめてみました。
蛙化現象は決してあなただけの異常なものではなく、大なり小なり多くの人が経験するものです。
だからといって、そのまま放置するにはあまりにも辛すぎる
大人になって自然に治る人もいれば、一生治らない人もいます。
このブログの他の記事で、蛙化現象についてより理解を深めていきたいと思います。
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